2011年5月20日金曜日

しゃべれどもしゃべれども,佐藤多佳子

古典落語をこよなく愛し、常に和服下駄姿の26歳、戸山達也こと今昔亭三つ葉。停滞中。
ひょんなことから弟子っぽいのを取って、自身も弟子っぽいのも成長していく話。
弟子っぽいのは対人恐怖症のいとこ、学校でいじめられている関西弁の小学生、あがり症の野球解説者、美人だが口下手で失恋したOL。要するに「会話」が駄目でコミュニティから外れかけている人たちだ。
ここまで聞くとよくありがちな話だが、題材が落語であることがエッセンスとなり、まるで小説自体が落語のように軽快に進んでいく。とても面白く一気に読ませていただきました。




しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)
映画とかにしてもとても面白いだろうなと思っていたところ、もうなっているようです。

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